ミーハーでいるべきだ
流行りのものやYouTubeの急上昇ランキングを眺めて、「こんなの全然興味ないわ」という風に、世間に受けているものから距離を取っていると、今どんなものが流行っていて、それがなぜ受けているのかがわからなくなり、あっという間に時代に置き去りにされてしまう気がする。
とくにクリエイティブな仕事をしている人にとって、これはとても大切なことだと思う。自分の好きな様にやりたいだけなら好きにすれば良いが、ある程度一般受けするものを作りたいなら、流行りのものを考察する感性は持っておいた方が良い。
流行りのものを押さえておくなんて簡単なことだろと思うかもしれない。
しかし、これが意外と難しいと思う。
人気のあるものに対しては、嫉妬心や、謎の「俺こんなの見るほどミーハーじゃねーし」という大変イキったことをほざきかねないからである。
うまく言っていない時ほど謎のプライドが高くなっているので、「プライドが高いのって意味ないよ、むしろ損してるよバカ」と自分に言ってやるべきです。
では、世の中で流行っているものの情報はどこで手に入れたら良いのか。
まだ、僕も探している途中ではあるが、
例えば、本屋に行けば、売上ランキングの棚がある。そこで、売れてる本がどの様な本なのかを実際に手にとって確かめることができる。
そして、Amazonのレビュー欄や、書評のサイトで、他人がその本に対してどう思っているのかを確認することができる。
ただ、売れてる本が必ずしも良い本であるかはわからないので、なぜそれが売れているのかという背景を見ることが大切だと思う。
他には、街をよく観察するのも良いと思う。
例えば、若者のファッションを見て、「以前にくらべて派手になってるな」とか、逆に、「落ち着いた色の服を着てる人が多いな。」とか、いろいろ思うところがあるはずだ。
では、なぜ、その様な服が流行っているのだろうと考えていろいろ調べると、例えば、その服は韓国で流行っているファッションである。という事実に気づけたりするし、その後CDショップに行くと、韓流のアイドルがかなり推されていることに気づくだろう。
すると、いまの若者は韓国の文化が好きだという一つの社会現象を認識することができる。
このようにして、自分の目で社会の流れを読み取ることで、時代に置いて行かれずに、クリエイティビティを発揮できたり、新しいビジネスを思いついたり。
そこまで行かなくても、若者との会話がスムーズにできて、新しい発見をすることもできる。
注目されているものには敏感になるべきだとおもう。